生産管理 斉藤さん
2014年に東洋工芸に入社した斉藤さんは、前職でも生産管理に携わっていました。より広い視点で生産に携わりたいという思いで当社に転職し、現在は部品の発注や在庫管理など、工場における司令塔としての部署で活躍しています。製品一つ一つをチームワークによって作り上げ、お客様に届けることが「ものづくり」の魅力と語る斉藤さんの想いに迫ります。
チーム一丸となって商品をお届けする
営業部がお客様からご依頼いただいた注文に対して、お客様のご要望に沿うよう最適な生産計画を組む。これが生産管理の役割です。
当社のものづくりでは、工場では組み立てを行う者が生産活動における「主役」でありますが、生産プロセスを構築し、全体的な流れを支える「生産管理」という職に私はやりがいを感じています。
前職でも生産管理に携わっていたことがありますが、大手のグループ会社ということもあり、業務が縦割りで、各担当が担う領域は狭く、他の担当との関わりもほとんどありませんでした。そのため、より幅広く生産に携わりたいと思うようになりました。
東洋工芸に入社後、部品の調達や在庫管理などの生産に関わる業務の他、営業や貿易などを通じてお客様と直接触れる機会もあり、幅広い経験ができています。部門を越えて社員同士が協力し合い、1つの商品をお客様にお届けする当社のものづくりは、私が望んでいたやりがいのあるものです。
これは東洋工芸の社風でもあり、社員は役割を問わず、工場の繁忙期には本社勤務の社員が自らサポートのため出動するなど、とにかく会社一丸となって「お客様のニーズに応える」ことにこだわっています。
チームワークを活かして届けた商品を、お客様のオフィスや店頭で目にした時はとても嬉しく誇りに思います。
バレーボールと同様に、ものづくりでも「トス」を上げる
私は学生時代バレーボール部に所属し、トスを上げるセッターのポジションを担当していました。セッターは得点を決める役割ではないものの、レシーブやアタッカーとの連携はもちろん、自分の采配によって勝敗を分ける重要なポジションだと思います。スパイクを決める華やかさはないものの、私はセッターというポジションが自分に合っていたと、振り返ってみて再認識します。
当社のものづくりにおいても、私がチームワークを重視する背景にはこのような経験があるからかもしれません。私たちの仕事もバレーボールと同じように、お客様から注文をいただく営業担当がいて、生産を担う工場の社員や協力会社など、いろいろな役割を持つ人たちが一丸となって取り組むものです。
一丸となって得点を取り、一丸となって守る。そこがチームワークで仕事をする醍醐味だと思います。
国内生産力、茨城工場をもっと盛り上げたい
海外からの部材の調達も海外での生産も当社の強みではありますが、国内生産拠点である茨城工場で働く私は、この工場への愛着も強くあります。
今後、茨城工場に新しい設備が導入される予定があり、このような社長のコミットメントに対して、私たち若い世代が工場の発展を担っていくべきではないかというのが私の考えです。
当社のチームワークを活かして茨城工場を盛り上げ、活気ある「ものづくり」のイノベーションハブとして東洋工芸の競争力向上に貢献していきたいと思います。
2022年5月掲載